週末の合コンで、友達がため息をついてこう言いました。
「また騙されそうになっちゃった...」
彼女の話を聞くと、素敵だと思っていた男性が、実は体目的で近づいていたとのこと。最初は優しくて魅力的に見えたけど、だんだん本性が見えてきて...という、よくある話でした。
でも、これって誰にでも起こりうることなんですよね。
優しい言葉や紳士的な振る舞いの裏に、別の意図が隠されているかもしれない。そんな男性を見抜くのは、思っているより難しいものです。
今日は、「ヤリチン」と呼ばれる体目的で近づく男性の特徴と、その見抜き方について、具体的な体験談を交えながらじっくりお話ししていきたいと思います。
まず、「ヤリチン」という言葉について説明しますね。
これは、性的な関係にだらしなく、特定の交際相手を持たずに一晩限りの肉体関係を繰り返す男性のことを指す俗語です。経験人数の多さを自慢したり、女性を単なる性的な対象として見たりする傾向があります。
真剣な恋愛を望む女性にとって、こういう男性は絶対に避けたい存在ですよね。でも、彼らは巧妙に本性を隠すのが上手いんです。
私の友人の田中さん(仮名)は、こんな経験をしました。
「マッチングアプリで知り合った男性、最初の印象は最高だったんです。優しくて紳士的で、話も面白くて。でも...」
彼女の話を聞いてみると、いくつかの「サイン」があったことがわかりました。
まず第一の特徴は、「なれなれしく接してくる」こと。
田中さんの相手は、初対面なのにいきなりタメ語を使ってきたそうです。
「初めて会った時、『○○ちゃんって呼んでいい?』っていきなり言われて。最初は親しみやすい人なのかなって思ったけど、今思えば距離感がおかしかったです」
これ、実は相手の心を早く開かせて、肉体関係に持ち込みやすくするための心理的な戦略なんです。普通の人なら、初対面では敬語を使い、徐々に親しくなっていくものですよね。
第二の特徴は、「褒め上手で女性をお姫様扱いする」こと。
佐藤さん(仮名)という別の友人も、似たような経験をしています。
「彼は会うたびに『今日の髪型素敵だね』『そのネックレス似合ってる』って、細かいところまで褒めてくれました。最初は嬉しかったんだけど...」
髪型、服装、持ち物など、細かい部分を褒めることで好印象を与え、エスコートも完璧。でも、これも女性の警戒心を解くための計算されたテクニックだったりするんです。
「後から思えば、褒め方がわざとらしかったかも。『そんなところまで見てるの?』って思うくらい細かかったし」
第三の特徴、これは特に要注意なんですが、「ボディタッチが多い」こと。
山田さん(仮名)の体験談を聞いてください。
「最初は肩を軽くポンッと叩く程度だったんです。でも、だんだんエスカレートしてきて。話しながら腕を触ったり、髪を褒めながら触ったり」
さりげない触れ方で徐々に距離を詰めていく。あからさまな触り方は避けて、自然に見せかけながら触れることで、相手の警戒を和らげるんです。
「断りにくい雰囲気を作るのが上手いんですよね。笑いながら触ってきたり、褒めながら触ってきたり」
第四の特徴は、「LINEの友達人数が多い」こと。
これは見落としがちですが、重要なサインです。
鈴木さん(仮名)はこう話してくれました。
「彼のLINEを見せてもらった時、友達が500人以上いてビックリしました。しかも、プロフィール写真を見ると女性ばっかり」
交友関係が広いのは悪いことではありませんが、特に女性の連絡先が異常に多い場合は要注意。多くの女性と連絡を取り合い、遊び相手を探している可能性があります。
第五の特徴は、「会う場所を指定してくることが多い」こと。
特に夜の時間帯や、相手の最寄り駅近くを指定するケースは警戒が必要です。
高橋さん(仮名)の体験談です。
「いつも『○○ちゃんの家の近くで会おうよ』って言われて。優しさかと思ってたけど、実は終電を逃させる作戦だったみたい」
終電の時間を意識させないようにして、自然に「もう遅いから...」という流れに持ち込む。これも計算されたテクニックなんです。
第六の特徴は、「急に誘ってくる」こと。
「今日会えない?」「今から時間ある?」といった突然の誘いが多い場合、要注意です。
伊藤さん(仮名)はこんな経験をしました。
「平日の夜、急に『今日会える?』ってLINEが来て。断ると、また別の日に同じような誘いが。後で知ったんですけど、複数の女性に同時に送ってたみたいです」
セックス目的で複数の女性に連絡をして、会える人を探しているパターンですね。
第七の特徴は、「下ネタやエロトークが多い」こと。
これは比較的わかりやすいサインです。
中村さん(仮名)の話を聞いてみましょう。
「最初は普通の会話だったのに、お酒が入ると下ネタばっかり。『どんなタイプが好き?』から始まって、どんどん際どい話に...」
会話の中で下ネタを振って反応を探り、性的な関係に持ち込みやすいかを判断しているんです。
第八の特徴は、「彼女がいない期間が長い」こと。
一見すると恋愛に慎重なのかと思いますが、実は違う理由があることも。
小林さん(仮名)はこう分析しています。
「『3年も彼女いないんだ』って聞いて、最初は純情な人なのかと思ったんです。でも、よく聞いてみると『彼女は面倒くさいから作らない』って...」
彼女を作らずに遊びたい男性が多いため、長期間彼女がいないという話には注意が必要です。
第九の特徴は、「長い付き合いの女友達が少ない」こと。
これも見落としがちですが、重要なポイントです。
斎藤さん(仮名)の観察眼は鋭かったです。
「彼の話を聞いていると、女友達の話は出てくるんですけど、みんな最近知り合った人ばかり。幼なじみとか、学生時代からの友達の話は全然出てこなくて」
すぐに関係を持つ女性は多いものの、親友のような長い付き合いの女性がいない。これは、女性を大切にできない証拠かもしれません。
さて、ここまで特徴を見てきましたが、実際にどうやって見抜けばいいのでしょうか?
まず大切なのは、「観察力」です。
相手の言動や態度をよく観察し、距離感の急激な縮まりや過剰な褒め言葉、ボディタッチの多さに注意しましょう。
次に、「具体的なチェックポイント」を持つことです。
LINEの友達数や会う時間帯、場所の指定をチェックする。夜しか会いたがらない場合や急な誘いが多い場合は警戒が必要です。
そして、「違和感を大切にする」こと。
「なんか変だな」と感じたら、その直感を無視しないでください。下ネタを多く振ってくるかどうかも、大切な見分ける手がかりになります。
ここで、実際にヤリチンを見抜いて被害を防いだ体験談を詳しく紹介しましょう。
渡辺さん(仮名)の体験です。
「合コンで知り合った男性、最初は理想的でした。イケメンで話も面白くて、仕事もできそうで」
でも、彼女は冷静に相手を観察していました。
「初対面なのに『渡辺ちゃん』って呼んできて、違和感があったんです。それに、髪を褒めながら触ってきたり、腕に手を置いてきたり」
さらに決定的だったのは、LINEを交換した後のことです。
「友達リストを見たら、女性ばっかり。しかも、夜遅くに『今から会えない?』って急な誘いが」
渡辺さんは友人に相談し、距離を置くことにしました。後日、その男性が他の女性にも同じような行動をしていたことがわかったそうです。
「危なかった...友達に相談してよかったです」
続いて、残念ながら騙されてしまった体験談も紹介します。
松田さん(仮名)の経験です。
「彼は本当に優しくて、デートも楽しくて。でも、3回目のデートで豹変しました」
最初は紳士的だった彼が、お酒が入ると下ネタばかり。そして...
「『今日は帰したくない』って言われて。断ったら、その後連絡が途絶えました」
後で共通の知人から聞いた話では、彼は複数の女性と同時進行で関係を持っていたとか。
「もっと早く気づけばよかった...」
松田さんは今、この経験を教訓に、より慎重に相手を見極めるようになったそうです。
では、ヤリチンに引っかからないためには、どうすればいいのでしょうか?
私からのアドバイスをいくつか紹介します。
まず、「時間をかけて相手を知る」こと。
すぐに親密になろうとする相手には要注意。本当にあなたに興味がある人なら、急がずにじっくり関係を築こうとするはずです。
次に、「友人の意見を聞く」こと。
恋は盲目といいますが、第三者の冷静な意見は貴重です。信頼できる友人に相談しましょう。
そして、「自分の直感を信じる」こと。
「なんか変」と思ったら、その感覚を大切に。無理に関係を続ける必要はありません。
さらに、「昼間のデートを重視する」こと。
夜のデートばかり誘ってくる相手は要注意。健全な関係なら、昼間のデートも楽しめるはずです。
最後に、「焦らない」こと。
良い関係は時間をかけて育つもの。焦って体の関係を持つ必要はありません。
ここで、プロの恋愛カウンセラーの意見も紹介しましょう。
恋愛カウンセラーの田口先生(仮名)はこう言います。
「ヤリチンと呼ばれる男性は、女性心理を研究しています。だから、普通の男性より魅力的に見えることが多いんです」
確かに、褒め上手でエスコートも上手い。でも...
「大切なのは、言葉だけでなく行動を見ること。本当にあなたを大切に思っているなら、急がないし、無理強いもしません」
また、臨床心理士の山本先生(仮名)はこう分析します。
「ヤリチンと呼ばれる男性の中には、自己肯定感の低さを性的な関係で埋めようとする人もいます。でも、それは相手の女性を傷つける行為です」
つまり、相手の心理的な問題に巻き込まれないことも大切なんです。
では、実際にヤリチンかどうかを判断するための「チェックリスト」を作ってみましょう。
- 初対面でタメ語を使う
- 過剰に褒めてくる
- ボディタッチが多い
- LINEの友達が異常に多い(特に女性)
- 夜遅い時間や自宅近くでの待ち合わせを指定する
- 急な誘いが多い
- 下ネタが多い
- 長期間彼女がいない(でも女性関係は派手)
- 長い付き合いの女友達がいない
- 飲み会や夜の誘いばかり
これらの項目に3つ以上当てはまる場合は、要注意かもしれません。
ただし、これらの特徴があっても、必ずしもヤリチンとは限りません。大切なのは、総合的に判断することです。